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長期金利低下背景に「フラット35」への借り換え傾向強まる/SBIモーゲージ調査

 SBIモーゲージ(株)は、同社のローン借り換え実施者を対象としたアンケート結果を発表した。2012年第4四半期の「フラット35」への借り換え件数増加が顕著だったことから、その背景と住宅ローンについての意識を調査したもの。有効回答者数は174名。

 借り換え前の住宅ローンタイプをみると、「フラット35」と「フラット35以外の全期間固定金利」がそれぞれ25.6%でトップとなったが、「変動金利」「短期固定金利」を合わせると、全体の41%に達した。

 借り換え理由では「長期金利が下がったから」が52.6%でトップ。「市場金利が上がりそうだから」(26.3%)など、最近の金利水準から全期間固定金利への借り換え時と考えた人も多く、「当初の固定期間の終了などで金利切り替え時期だったから」との回答も10.5%となった。

 今後の金利についても、「上がると思う」が60.9%、「どちらかというと上がると思う」が26%と、合わせて86.8%が将来的な金利上昇を予想していた。

 同社は、「国債の金利に連動してフラット35金利が低水準で推移し、アベノミクスのインフレ政策が具体化してくる前の今が、住宅ローンの借り換えの好機だと判断した人が多かった」と分析している。


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