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中国・成都市で大規模複合開発に参画/三菱地所レジデンス

第1号プロジェクト完成予想

 三菱地所レジデンス(株)は、海外における住宅開発事業の第1号プロジェクトとして三菱地所(株)とシンガポールのCapitaLand Township(旧Surbana)社が手掛ける、中国四川省成都市での大規模住宅開発事業に参画すると発表した。

 同事業は、今後の成長が期待される成都市の龍泉駅区において、約7.5haの敷地に総戸数約3,400戸の住宅や商業施設等の開発を行なうもの。同社は3月29日現地プロジェクト会社に出資するために、三菱地所が組成したSPCの持分の一部を取得する契約を締結した。
 同社と三菱地所が連携してプロジェクトに取り組むことにより、海外におけるマンション開発ノウハウを蓄積するとともに、国内マンション事業で培ったノウハウを活かした開発の実現を目指していく。

 なお、三菱地所レジデンスは、4月1日より「海外事業推進室」を「海外事業室」に改称し、海外事業に本格的に参入する体制を強化。また、三菱地所が設立し、4月1日付で営業を開始した上海の現地法人「三菱地所(上海)投資諮詢有限公司」に人員を派遣し、三菱地所と連携しながら海外事業の拡大を目指す。

 三菱地所グループでは、2020年度までに海外事業の営業利益を全体の20%まで高めることを目標としており、同社もアジア海外事業の重点エリアとして位置付け、中国、ASEANエリアを中心に積極的に事業を推進していく考え。


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