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作家・井沢元彦氏招き、「不動産鑑定評価の日」記念講演開催/日本不動産鑑定士協会連合会

 (公社)日本不動産鑑定士協会連合会は5日、第17回「不動産鑑定評価の日」記念講演会を有楽町朝日ホール(東京都千代田区)で開催した。同協会では、1996年から毎年4月1日を「不動産鑑定評価の日」とし、これを記念して講演会等を開催しており、今回の来場者数は約600名。

 会の冒頭、同会会長の緒方瑞穂氏は「不動産鑑定評価制度設立から50年、土地取引の向上と安定に寄与してきた。今後も公的評価として当会としては倫理性を高めるなど、不動産鑑定士の見識を高めていきたい」と述べた。

 講演会で同会地価調査委員会副委員長の後藤 計氏が「地価公示はさまざまな土地評価の指標となるいわば“憲法”のような役割」と話し、不動産鑑定士による地価公示算出方法や平成25年地価公示の住宅地、商業地、工業地などの傾向を説明した。

 その後、作家・井沢元彦氏が「土地と建築から見た日本の歴史」をテーマに講演。各時代における代表的な土地制度や建築物について紹介。土地に関しては公地公民制や荘園制度、農地改革などについて、建築物に関しては「雲太和二京三」や伊勢神宮と法隆寺の特徴などについて話した。


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