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東京都心5区の大規模ビル空室率、4ヵ月ぶりに増加/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は8日、東京都心5区および全国6大都市における3月度の大規模オフィスビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを発表した。

 東京都心5区のビル空室率は6.32%(前月比0.09ポイント増)と3ヵ月続いた空室率低下にストップがかかった。千代田区、中央区などで空室床を抱えてのビル竣工があったため。現空面積は32万1,486坪(同8,057坪増)だった。

 賃料は、坪当たり1万9,452円(同63円増)と3ヵ月連続で上昇したが、3ヵ月前に記録した最安値からの改善幅は262円増にとどまった。募集面積は63万9,005坪(同2万2,247坪減)と、既存ビルで減少が進み、供給過剰感は薄らぐ傾向にあると分析した。

 また、全国の6大都市別の空室率は、東京23区7.0%、札幌市5.6%、仙台市12.1%、名古屋市7.8%、大阪市10.4%、福岡市8.2%となった。


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