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リノヴェックスマンションの利益率改善で営利増加/インテリックス13年5月期第3四半期決算

 (株)インテリックスは9日、2013年5月期第3四半期決算を発表した。

 当期(12年6月1日~13年2月28日)は、売上高178億6,100万円(前年同期比9.9%減)、営業利益2億5,700万円(同9.8%増)、経常損失7,300万円(前年同期:経常損失2億4,300万円)、当期純損失7,300万円(同:当期純損失2億100万円)となった。

 リノヴェックスマンションにおいて厳選した仕入れを行なった結果、減収ではあるものの物件当たりの利益率が徐々に改善。当期の棚卸評価損は1,100万円と前年同期から大きく減少し、営業利益は前年同期を上回った。経常利益および当期純利益は、利益計上には至らなかったものの、有利子負債の削減に伴う支払利息等の営業外費用の減少もあり、前年同期に比べ大きく改善している。

 セグメント別では、主力の中古マンション再生流通事業は、リノヴェックスマンションの販売件数が813件(前年同期比23件減)、平均販売価格が2,096万円(同6.9%減)となった。これらの結果、売上高は172億5,200万円(同9.5%減)、営業利益3億6,500万円(同25.5%増)を計上。

 その他不動産事業は、新築分譲マンション「リシャール奥沢」(前期末で残3戸)が完売したことや、リノベーション工事請負事業等の伸張により、売上高6億900万円(同19.6%減)、営業利益1億9,000万円(同26.1%減)となった。

 通期は前回発表時から変更なく、売上高238億8,600万円、営業利益5億4,400万円、経常利益8,200万円、当期純利益2,700万円を見込む。


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