三菱地所(株)は10日、オフィスビル「芝フロントビル」(東京都港区、4月3日着工)と「田町フロントビル」(東京都港区、6月着工)の開発を発表した。
「芝フロントビル」は、JR線「田町」駅より徒歩7分、都営三田線・浅草線「三田」駅より徒歩4分。鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上9階地下1階建て、敷地面積1,137.58平方メートル、延床面積8,710.88平方メートル。基準階貸付有効面積約220坪、天井高2.8m、OAフロア100mm。緑とガラスに囲まれた吹き抜けを設置して、明るく快適なエントランス空間を創出する。
「田町フロントビル」は、JR線「田町」駅より徒歩4分、都営三田線・浅草線「三田」駅より徒歩2分。鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上9階地下1階建て、敷地面積748.98平方メートル、延床面積5,739.15平方メートル。基準階貸付有効面積約140坪、天井高2.75m、OAフロア100mm。最上階にテナント専用ルーフガーデンを設置し、憩いの場を創出する。
両ビルとも、無柱オフィス空間を実現し、病院や学校などの施設と同等の耐震強度を確保。ビル用非常用発電機の設置に加え、テナント用非常用発電機設置可能スペースを用意する。
また、日本政策投資銀行「DBJ Green Building認証制度」において「Gold」(極めて優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル)を取得する予定。
2物件の開発着手により、都市開発事業におけるオフィス開発としては、同社が事業を開始した2002年以降、累計30棟、総延床面積100万平方メートル以上を供給することとなる。
なお、いずれも同社が出資する特定目的会社が事業主体となる。竣工は14年6月の予定。