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住まいに求めるものは「安心・安全」など精神的満足を高める要素/大京グループ調査

 大京グループは10日、グループ各社に問い合わせをした顧客等を対象に住まいに関するアンケートを実施、その結果を発表した。期間は1月10~23日で、アンケート回収件数は4,338件、今回が3回目の調査。

 現住居にあてまはるものと今後充実させたいものを比較したところ、「交通便」「生活便」「立地条件」については現在満足しており、今後も同様に充実させたいという回答が目立った。逆に、現在満たされておらず今後は充実させたいものとして、「耐震性」「防犯性」「安心・安全」「快適」などの回答が多く、「+α」の精神的な満足度を高める要素を求めていることが分かった。

 また、消費税増税が決定した場合、約3割が購入時期を前倒しにすると回答。特に、賃貸居住者や30歳代以下の比率が高く、30歳代以下では「現在が買い時」と考えている割合が65%となった。

 リノベーションについては、回答者の60%が「知っていた」、28%が「興味がある」と回答しており、リノベーションへの関心の高さがうかがえる結果に。なお、リノベーションに興味があるという人は、おしゃれや食事、人とのコミュニケーション等、生活を積極的に楽しみつつコストを合理化したいという人が多いことが分かった。

 60歳代以上のシニア層に、現在の住まいに当てはまるものとして聞いたところ「生活に便利」の回答がトップに。今後住みたいエリアとして7割強が引き続き「買い物などが便利な場所」と回答していることから、現状への満足度が高いことが分かる結果となった。


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