(株)東京カンテイは15日、2013年3月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。
同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は2,541円(前月比0.3%増)と、3ヵ月ぶりに上昇した。都県別では、東京都は2,978円(同0.4%増)、神奈川県は2,078円(同2.2%増)、埼玉県は1,651円(同0.8%増)とそれぞれ上昇。千葉県は1,493円(同2.0%減)と、先月に都心寄りエリアで賃料が下がった影響により、県平均はやや下落した。
都市圏別では、東京23区は3,081円(同0.4%増)。横浜市は2,185円(同2.2%増)、千葉市は1,467円(同1.7%増)と、前々月の賃料水準まで戻している。さいたま市は1,849円(同1.8%増)と4ヵ月連続で上昇。
また、近畿圏は1,784円(同1.6%増)と再び上昇し、直近1年間での最高値を更新した。一方、大阪府は築浅事例が増加したにもかかわらず、1,886円(同0.7%減)と下げており、昨年末からの上昇傾向が一服。中部圏は1,552円(同0.2%増)で、愛知県は1,576円(同0.6%増)と、年初に見られた一過性の大幅上昇が落ち付き、1,500万円台半ばの水準で安定推移し始めている。