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ADR、学研ココファンのサ付住宅の優先取得権を取得

「ココファン日吉」外観

 アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)の資産運用会社であるADインベストメント・マネジメント(株)(以下、ADIM)は16日、サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ付住宅)を34施設展開している(株)学研ココファンホールディングス(以下、学研ココファンHD)と協定書の締結を決定した。

 学研ココファンHDがすでに保有している物件および今後所有予定の物件について、それらの売却時には、ADIMを通じてADRに対して物件の売却に関する情報を優先的に提供し、ADRはその情報提供を基に物件の取得を検討する旨について定めたもの。今後マーケットの広がりが予測されるシニアマーケットにおいて優良なサ付住宅の売却に関する情報提供を優先的に受けられるという点で、ADRにおける全国および全住戸タイプへの分散投資による資産規模の成長と安定的収益の確保を推進することを目的としている。

 また、ADRは同日、サ付住宅「ココファン日吉」(横浜市港北区、総戸数81戸)の信託受益権の取得を発表した。取得予定価格は10億5,000万円。
 同物件は、鉄筋コンクリート造陸屋根4階建て。横浜市営地下鉄グリーンライン「日吉本町」駅徒歩約8分に位置する。

 同物件取得によるADRのポートフォリオは204物件、取得価格ベースで3,938億円となる。


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