ジョーンズラングラサール(株)は17日、2013年第1四半期の「投資分析レポート」を発表した。
同期の世界の商業用不動産への直接投資総額は約940億ドル(前年同期比8%増)。世界的な経済の回復や、不動産投資に対する需要の拡大が取引増加を後押しし、第1四半期としては2年ぶりに増加した。
このうち、日本の投資額は、前年同期比30%増(円建てでは同55%増)の106億ドル。アジア太平洋地域、アメリカ大陸、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)すべての地域において、投資総額は前年同期比で7~8%増加。世界的に不動産投資への活動が活発化した。
同社は、今期みられた各地域の好調な不動産投資を背景に、今後も投資額は増加すると予測。13年の取引総額は、4,500億~5,000億ドルに達するとの見通しを立てた。