エス・バイ・エル(株)は18日、2013年2月期決算説明会を開催した。
当期(12年3月1日~13年2月28日)の連結売上高は398億6,000万円を計上したが、人件費などの営業経費の増加により営業損失は6億6,400万円、経常損益は6億7,000万円、当期純損失は7億9,200万円となった。
リフォーム事業では、ヤマダ電機店舗内の住まい専用ブース「トータルスマニティライフコーナー」の売上拡大を図り、売り上げは約20%増となったが、人員の増員補強や組織体制の整備の遅れなどにより目標達成には至らず。ミニ分譲のノウハウ不足による販売不振、過剰な先行投資によるコストアップによる販売管理費の増加なども業績未達の原因となった。
同社は6月、(株)ヤマダ・エスバイエルホームへの商号の変更や、経営陣の交代、組織再編を予定しており、来期はヤマダ電機の連結子会社であることの知名度・信用力、シナジー効果を最大限に活かして、中高級商品とコストパフォーマンスに優れた商品を基軸にスマートハウスを提案。新たな市場を開発し顧客獲得機会の増強を図っていく。
同社代表執行役員社長代行の松田佳紀氏は、「6月1日よりヤマダ・エスバイエルホームとなり、新しい時代を迎える。ヤマダ電機とのシナジー効果を図り、安心と信頼を築いて同社のブランド力をしっかり高めていきたい。来期以降の営業利益の数値に期待してほしい」などと述べた。
なお、次期は売上高560億円、営業利益11億9,500万円、経常利益11億2,000万円、当期純利益10億1,000万円を見込む。