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ランドネクサスとの資本関係を解消。特別利益約13億円を計上/ランド

 (株)ランドは17日、同社のコア事業の1つであるシニア事業を展開する子会社(株)ランドネクサスについて、株式の異動を発表した。

 ランドが金融商品取引法違反容疑で証券取引等監視委員会と神奈川県警から調査を受けており、このことでランドネクサスでは風評被害の影響が発生。資金繰りや会社の存続にも影響をおよぼす可能性が出てしまったことから、資本関係を解消し、問題解決を図る。

 ランドが保有するランドネクサス株4,000株(所有株割合100%)を、ランドネクサス現常務取締役の山木正幸氏が設立した(株)ネクサスへ移転、資本関係を解消する計画。
 ネクサスに対しては、今後も建物の企画や物件情報の入手等について協力関係を維持する予定。与信回復後には、ランドネクス株式を買い戻し、再度シニア事業を展開することも視野に入れるとしている。

 なお、今回の異動に伴い、2014年2月期(単体)において、子会社株式譲渡益として約13億の特別利益を計上する予定。連結については、みなし譲渡日が5月31日であるため影響は未定。


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