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シェア住居、13年末には2万1,000戸を突破/ひつじインキュベーション・スクエア調査

 シェアハウス情報サイト「オシャレオモシロフドウサンメディア ひつじ不動産」を運営する(株)ひつじインキュベーション・スクエアはこのほど、「シェア住居統計データ」結果を発表した。同サイトの入居問い合わせ数が10万件を突破したことから、これまでの問い合わせデータなどを基に分析、公表したもの。

 入居希望者と入居者の年齢構成をみると、2005~10年は20歳代前半が拡大傾向にあったが、11年以降は30歳代が拡大。12年には22.6%を占めた。また、40歳代も増加傾向にあり、平均年齢は28.9歳(07年比1.2歳上昇)となった。男女比は、女性向け物件の供給が多いことから概ね3:7で推移しているが、男女共用物件の供給割合が増加に転じた11年以降、男性の割合も増加しつつある。

 物件数・住戸数は、2000年以降コンスタントに増加しており、ここ数年は年率約30%増加し、3年間で約2倍となった。13年3月末時点では、1,378物件・1万9,208戸となり、13年末までには1,700物件、2万1,000戸を突破すると見込んでいる。

 同社は「アクティブに働く社会人女性が、シェアハウス市場を牽引しているが、男性の割合も増加していることから、さらに需要を喚起するのは供給側次第」と分析している。

 また、13年の市場トレンドについては、「30~40歳代を中心に『限られた余暇の充足感を高めたい』というニーズが高いことから、『デュアル・ライフが楽しめる』『多目的ルームがある』など、スローライフを送ることができる物件が登場し、人気を集めている」とした。


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