積水ハウス(株)と本田技術工業(株)は22日、スマートハウス内におけるロボティクス技術の共同研究を開始すると発表した。
積水ハウスは40年にわたりユニバーサルデザインを研究しており、1990年には「総合住宅研究所」を開設。スマートハウスやスマートタウンの開発にも着手し、実績を積み上げてきた。
一方、本田技術工業は、「ASIMO」に代表されるロボティクス技術の研究を進めており、脚力が低下した人の歩行をサポートする「リズム歩行アシスト」や体重の一部を機器が支えることで足にかかる負担を低減する「体重支持型歩行アシスト」等の技術を開発してきた。
今回の共同実証は、高齢社会を迎えた日本において、人々が生涯を通じて自宅で豊かな生活を送れるような住まいの機構を創造していくことを目的としたもの。ロボティクス技術を居住空間でどのように活かせるか、検証を進めていく。
今後、その成果を定期的に発信しながら、実用化に向けたプロセスを加速していく考え。