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グループ各社がデザインをテーマに事例発表。デザイン・フォーラムを開催/三井ホーム

「今年は三井不動産レジデンシャルも加わり、輪が広がってきたことが嬉しい。フォーラムを通し、今の社会に何を作るべきか、また、次世代に何を残していくかを考えてほしい」と挨拶した同社代表取締役社長の生江隆之氏
ホワイエには「ハウス・オブ・ザ・イヤー」の受賞作品が展示された

 三井ホーム(株)は22日、日本橋三井ホール(東京都中央区)で第7回「デザイン・フォーラム2013」を開催した。
 同社グループはデザイン力やブランドイメージの向上を図るため、各社の枠を超え、デザインに関する情報やノウハウの共有化を図り、対外的な活動をも視野に入れてグループシナジーを一層強化することを目的とした活動体“デザイン・コンファレンス”を組織している。同フォーラムはその主要なイベント。

 今年度は、同社および(株)三井ホームデザイン研究所、三井不動産リフォーム(株)、三井デザインテック(株)、三井不動産レジデンシャル(株)が“パーソナルデザイン(PD)×地域環境デザイン(SAD)”を共通テーマにそれぞれの研究・事例を発表した。

 また、西安交通大学客員教授の宇杉和夫氏が“コミュニティ:理想のデザインと環境のリアリティ”をテーマに基調講演を実施。「住宅産業が地域環境デザインにかかわっていくには、地域環境形成や住まい手の多様なライフスタイルに寄与することに加え、デザイン性だけでなく環境のリアリティが必要」(同氏)等と話した。
 
 また、サグラダ・ファミリア聖堂の彫刻家である外尾悦郎氏による「ガウディとよぶ未来」の特別講演を上映したほか、スペインからテレビ電話で同氏と会場を結び、質疑応答等を実施した。


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