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3棟再開発の「京橋イーストビル」、ほぼ満室で竣工/日本土地建物

「京橋イーストビル」外観(中央通り側)

 日本土地建物(株)が開発を進めていた「京橋イーストビル」(東京都中央区)が24日、竣工式を執り行なった。竣工は、5月1日予定。

 東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩1分、「東京」駅徒歩7分。建て替え期を迎えた3棟の建物を一体で開発したもの。
 敷地面積1,374.36平方メートル。鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上11階地下1階建て、基準階面積992.73平方メートル、延床面積1万5,238.97平方メートル。

 建物の基壇部でオイルダンパーを用いて集中的に地震エネルギーを吸収する「ソフトファーストーリー制振構造」を採用。屋上にはテナント専用の非常時発電機スペース(300kVA相当1基分・72時間想定)を備えたほか、1階出入り口各所に電動式防潮板を設けるなど、安全・安心にも配慮。

 また環境対策としては、西面に熱線吸収ガラスとLow-E複層ガラスとで作られた二層ガラスの間に外気を通して窓際の熱負担を低減する「コンパクトダブルスキン」を採用し、室内の熱負荷低減を図る。また「BEMS(Building Energy Management System)」を導入し、エネルギーの見える化を実現する。その他電気自動車対応の機械式駐車場を完備したほか、自動調光システム・人感センサーや専有部へのLED照明を採用した。

 なお、ほぼ満室での竣工となった。


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