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住宅事業好調で増収増益達成/野村不HD13年3月期決算

 野村不動産ホールディングス(株)は26日、2013年3月期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~13年3月31日)の連結経営成績は、売上高5,177億4,000万円(前期比14.8%増)、営業利益583億800万円(同16.8%増)、経常利益458億600万円(同34.0%増)と大幅増益となった。しかし、保有する固定資産のうち、事業収益性が低下した一部の賃貸資産等について、減損損失114億500万円を特別損失に計上した関係で、当期純利益は193億5,700万円(同10.0%増)となった。

 主力の住宅事業では、販売状況が好調に推移し、マンションと一戸建てを合わせた計上戸数は、過去最多の5,749戸(前期比1,721戸増)と大きく増加した。売上高3,057億6,000万円(同40.5%増)、営業利益329億1,700万円(同57.2%増)と大きく業績が伸長した。

 賃貸事業では、期末時点の空室率は2.2%(前期末比0.1ポイントマイナス)と、引き続き低位に推移。収益不動産開発部門で中規模オフィスビルブランド「PMO」を積極展開し、2棟を売上計上した。結果、売上高1,066億6,500万円(同13.6%減)、営業利益233億3,500万円(同18.5%増)となった。減収となったのは、収益不動産開発部門において商品の売却が減少したことなどによるもの。

 次期は売上高5,180億円、営業利益600億円、経常利益480億円、当期純利益210億円を見込む。


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