ポラスグループ・中央グリーン開発（株）は、開発中の戸建分譲地「パレットコート六町 東京ココロシティ」（東京都足立区、206棟）のうち9棟を“子育てママの理想の家”街区に設定。足立区のNPO法人「子育てパレット」と協働で子育て中の母親が理想とする商品を開発するプロジェクト“子育てママの理想の家をつくろう！”を立ち上げ、26日にコンペティション大会を開催した。
同プロジェクトは、同NPO法人の「子育てママがもっと社会参画する場をつくりたい」という思いと同社の「もっとママ視点で商品開発がしたい」という思いにより発足したもの。足立区在住の9名の子育てママ達が4つのチームに分かれ、マーケティング調査や実際のモデルハウスの検証をした上で、建築士のサポートを受けながらゾーニングやプランの設備仕様までを詰め、商品プランを完成させるという企画。
当日のプレゼンテーションでは、バンビ保育園園長の鈴木圭子氏や育児フリーマガジン『miku』の編集長の高祖常子氏、（株）リクルート住まいカンパニー リクルート住まい研究所主任研究員の池本洋一氏など6名の審査員が各チームからのプレゼンを受けた上で、最優秀プランを決定した。
最優秀プランに選出されたのは、宮下紀子氏と加藤 圭氏による「Give ＆Take」。同プランは1階を人が集まるコミュニケーションスペース、2階を家族それぞれのプライベート空間としたもので、「土地面積約29坪というあまり広くない面積で広いリビングを確保し、さらに使用頻度に応じた収納スペースを創出した」（池本氏）点などが評価された。
なお、同プランは実際に建築されることが決定。10月末～11月に販売する予定。