東急リバブル(株)は10日、2013年3月期決算を発表した。
当期(12年4月1日~13年3月31日)の連結売上高は639億500万円(前期比18.0%増)、営業利益は63億8,300万円(同37.6%増)、経常利益は64億5,200万円(同37.8%増)、当期純利益は39億円(同63.2%増)と大幅な増収増益で、余剰金を1株当たり5円配当。年間配当を同25円に引き上げた。
主力の仲介事業は、リテール部門が店舗新設と「あんしん仲介保証」により取引件数伸長に成功。ホールセール部門も大型案件への取り組みを強化し、売買取扱件数が1万6,615件(同11.4%増)、取扱高は7,332億8,200万円(同9.6%増)、賃貸も含めた仲介営業収益は360億2,900万円(同11.2%増)、営業利益76億4,300万円(同22.3%増)を計上した。
販売受託業は、大型、高単価物件の引き渡し計上が大幅に増加。取引件数2,016件(同28.1%増)、取扱高1,069億8,000万円(同38.5%増)となり、営業収益は40億5,600万円(同36.8%増)、営業利益6億円(前年同期:営業損失3億2,600万円)と黒字化した。
賃貸業は、管理戸数が7万7,169戸(前年同期比242戸増)と増加したことで、営業収益131億3,300万円(同7.8%増)、営業利益は18億2,200万円(同3.1%増)と堅調。不動産販売業は、事業法人案件の取り込み、大口バルクセールなどを手掛けたことで営業収益107億3,300万円(同63.5%増)、営業利益4億2,500万円(同11.5%増)と急伸した。
なお、次期については、連結売上高670億円、営業利益75億円、経常利益75億円、当期純利益44億1,000万円を予想。主力の仲介業は、売上高385億4,600万円(13年3月期比7.0%増)、営業利益83億9,800万円(同17.5%増)を見込む。