(株)レオパレス21は10日、2013年3月期決算を発表した。
当期(12年4月1日~13年3月31日)の連結売上高は4,542億2,200万円(前期比1.1%減)、営業利益は74億1,300万円(同61.7%増)、経常利益は110億9,100万円(同372.1%増)、当期純利益は133億3,500万円(同739.2%増)となった。
営業利益では空室損失引当金の戻入52億5,600万円、経常利益では為替差益55億9,200万円を計上。当期純利益では減損損失21億7,200万円を計上した一方、繰延税金資産の積み増しにより法人税等調整額46億7,000万円を計上した。
主力の賃貸事業では、安定した入居率を確保するため、店舗および法人営業の強化やセキュリティシステムの導入による物件価値向上施策等に加え、12年5月より開始した新サービス「お部屋カスタマイズ」による女性入居者の拡大ならびに長期入居促進を図った。相場賃料を踏まえた支払家賃の適正化、清掃や見回り等の提携業務の見直し等にも取り組み、売上高3,835億7,400万円(同0.9%増)、営業利益86億8,700万円(同65.5%増)となった。入居率は84.81%(同1.41ポイント増)、期中平均入居率は82.84%(同1.78ポイント増)。
次期については、売上高4,674億円、営業利益141億円、経常利益122億円、当期純利益は110億円を見込んでいる。