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ホールセール大型案件減響き、仲介事業は増収減益/住友不販13年3月期決算

 住友不動産販売(株)は13日、2013年3月期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~13年3月31日)の連結売上高は571億9,100万円(前期比1.6%減)、営業利益は119億9,100万円(同6.0%減)、経常利益は119億9,400万円(同5.7%減)、当期純利益は73億3,100万円(同4.1%増)の減収増益。

 主力の仲介業務は、3店舗を新規出店するなどしリテール部門の件数を積み上げ、取扱件数が3万3,180件(同5.5%増)と過去最高を更新。しかし、ホールセールの大型案件が減少し、取扱高は8,589億2,400万円(同3.8%減)。手数料収入は468億3,500万円(同1.9%増)を確保したが、ホールセール部門の減収で営業利益は134億2,900万円(同3.0%減)と減少した。

 受託販売業務は、関西・地方圏の大形物件引き渡しが減少し、取扱件数3,511件(同5.5%減)、営業収益41億6,100万円(同7.3%減)、営業利益は効率的人員配置で8億2,300万円(同0.9%増)を確保した。

 賃貸業務は、平均賃料の弱含み推移で、営業収益19億7,700万円(同1.4%増)、営業利益9億8,500万円(同1.2%増)にとどまった。

 次期は、連結売上高618億円、営業利益136億円、経常利益136億円、当期純利益83億円を見込んでいる。


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