スターツグループの(株)スターツ総合研究所が全国各地の不動産会社と提携、相互発展を目指して展開する「SEAネットワーク」の2013年度全国大会が13日、第一ホテル東京(東京都港区)で開かれた。
13年5月1日時点のSEAネットワーク会員会社数は115社・464店舗(昨年度:113社・472店舗)。取引オーナー数約3万1,600人(同約3万人)、総管理戸数35万9,764戸(同34万3,307戸)。
12年度の業績は、建築受注80世帯・8棟(同115世帯・10棟)、時間貸し駐車場の設置箇所13ヵ所・管理台数142台(同15ヵ所・187台)、リノベーション工事受注32世帯(同27世帯)、商業テナントの共同誘致数18件(同15件)、収益不動産売買成約数48件(同23件)、社宅管理代行の成約数943件・送客数3,358件(同820件・2,760件)となった。
13年度は、(1)安定的な収益体質の構築、(2)人事制度の充実、(3)集客力の増強、(4)新規事業へのチャレンジ、(5)後継者問題の解決を推進していくとし、広域売買や収益不動産情報の発信および拡大、有活企画メニューのサポート強化などを実施する計画。研修では、集客力の高い会員会社の見学・視察を積極化、昨年より開始した海外視察の継続開催などを行なう予定。
大会の冒頭で挨拶したスターツ信託(株)代表取締役社長の井口和弘氏は、「ビジネスが広域化・多様化している今、従来の手法だけでは生き残ることは難しい。ネットワーク会員ならではの魅力あるコンテンツを用意して、スターツグループとのシナジー効果も高めながら活動を推進していく」と述べた。