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「大阪証券会館本館」跡地の複合ビル開発着工/平和不動産

「北浜一丁目プロジェクト」外観イメージ

 平和不動産(株)は16日、「北浜一丁目プロジェクト」(大阪市中央区)着工を発表した。同社が再開発を進める大阪北浜に位置する、「大阪証券取引所ビル」「ホテルブライトンシティ大阪北浜」「The Kitahama Tower&Plaza」「平和不動産北浜ビル」に続く5棟目の再開発プロジェクト。

 地下鉄京阪本線「北浜」駅徒歩2分、地下鉄堺筋線「北浜」駅徒歩3分に位置する「大阪証券会館本館」跡地に複合ビルを開発するもの。敷地面積658.30平方メートル、延床面積5,562.57平方メートル、鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造地上9階地下1階建て。

 水都・大阪の象徴である中之島に広く面することから、土佐堀川沿いにはテラスを設け、ビルの外装は開口部付のガラスカーテンウォールを採用。正面の中之島バラ園の美しい景観を望み心地よい風を取り込むなど、快適性に配慮する。

 環境配慮面では、全館にLED 照明を導入し、遮熱高断熱Low-e複層ガラス、高効率空調設備、壁面緑化などを採用。加えて屋上には太陽光発電パネルを設置し自然エネルギーの利用に努めることにより、省エネ率約35%(一次エネルギー消費削減量ERR)を達成する。また、安全性では、建築基準法上必要とされる耐震性の1.25倍を確保し、加えて制震装置を設けるなど、最高水準の機能を備える。

 竣工は2015年5月を予定。


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