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千葉・八千代台の分譲マンション。地元シニアの支持受け1期74戸即完/総合地所

外観パース。南南西向きの明るい陽光を部屋に取り込めるよう、ガラス手摺りを採用
モデルルームは、購入希望者の年齢が高いことに配慮し、落ち着いたカラーリングを採用
「ウェルカムプラザ」(エントランス)は、まちの人とも交流が図れるように配慮して設計

 総合地所(株)が開発を進めている分譲マンション「ルネ八千代台」(千葉県八千代市、総戸数129戸)の1期74戸が最高6倍平均1.1倍で即日完売した。

 同物件は、京成本線「八千代台」駅徒歩4分に立地する、地上11階建てのマンション。同駅圏では8年ぶりのマンション供給となる。施工は、(株)長谷工コーポレーション。

 建設地は大型商業施設跡地で、駅前商店街と大通りに隣接していながら、南東面が低層住宅街。まちとの一体化を図るため、商店街側のエントランス回りをオープンスペース状にしたほか、照明を組み入れたウォールやコミュニティ広場、街路樹(イチョウ)と連続した植栽などを施している。

 住戸は、3LDK・4LDK、専有面積68~85平方メートル。比較的高齢の購入者が多いと分析。濃茶系など落ち着いたインテリアカラーを採用したほか、軽い力で開閉できるプッシュプルプレートを、すべての居室扉に採用した。

 ゴールデンウィーク前から、駅から2km圏内を中心にポスティングを3回実施。1期販売までに事前反響400件を集め、モデルルームに290組が来場。1期は登録件数85件で即日完売した。1期住戸は、専有面積73~85平方メートル。販売価格は2,690万~3,510万円。最多価格帯は、2,800万円台。坪単価126万円だった。

 購入者属性では、60歳代が35%とトップで、50歳代と合わせ半数近くがシニア層の住み替えだったのが大きな特長。「シニア層は、古くからの駅前商店街になじみがあるため、(商業施設跡地だった)建設地の利便性もよく知っており、評価が高かった。ほとんどが戸建てからの住み替えで、キャッシュでの購入が多かった」(同社分譲住宅第一部副部長・鹿谷泰広氏)。

 同社は、1期の好調を受け、6月下旬から2期販売を開始する予定。


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