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大手ディベロッパー6社がコラボ、東京・豊洲に超高層マンション

「東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN」外観イメージ
モデルルーム(127.19平方メートル、最上階プレミアムプラン)のリビング・ダイニング
共用施設としてプールやジムなどのほか、バーベキューテラスも用意
地上約150mには天体観測ドームを設置。天体観測ドームのマンションへの設置は、6社の取り組みでも初という
4日の記者会見では、イメージキャラクターを務める俳優の江口洋介さん(中央)が、三井不動産レジデンシャル都市開発二部営業室室長・齋籐 裕さんとトークショーを行なった

 三井不動産レジデンシャル(株)、東京建物(株)、三菱地所レジデンス(株)、東急不動産(株)、住友不動産(株)、野村不動産(株)が共同で開発中の超高層分譲マンション「東京ワンダフルプロジェクト SKYZ TOWER&GARDEN」(東京都江東区、総戸数1,110戸)のモデルルームが、4日報道陣に公開された。

 同プロジェクトは、東京都市計画事業豊洲土地区画整理事業施行地区内にて進められている再開発事業。約3万2,000平方メートルの敷地に、「SKYZ TOWER&GARDEN」を含む2棟・総戸数1,660戸の住宅と、認定こども園を開発する。プロジェクト第1弾となる「SKYZ TOWER&GARDEN」は、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩12分に位置。敷地面積約2万1,000平方メートル、延床面積約14万1,000平方メートル。住宅棟は、地上44階地下2階建て、公益施設棟は地上3階建て。

 建物は、3つのウイングを1つにしたトライスターフォルム。地震エネルギーを低減する「免震システム」と、地震エネルギーを建物内部で吸収する「制震システム」を兼ね備えた、設計・施工を担当する清水建設(株)独自開発のハイブリッド免制震システムを日本で初めて採用。災害停電時に約72時間の電力使用を可能にする非常用発電機、全フロアへの備蓄倉庫設置など、災害対応を充実させた。

 また、約1年に及ぶ生態系調査結果をもとに、ランドスケープデザインを実施。敷地の約46%を緑地空間とした。30kWの太陽光パネルをタワー屋上に設置し、共用部電力の負荷を軽減するほか、地下マットスラブに16本のパイプを通し、地熱を利用し夏は冷たい冬は暖かい空気をガーデンラウンジに送る地中熱活用システムも採用する。これらの環境性能が評価され、「『CASBEE』まちづくり」でSランク認証、(公財)都市緑化機構認定の「都市開発版『SEGES』つくる緑」、「東京都マンション環境性能表示」全項目3つ星も取得した。

 住戸は、専有面積53~130平方メートル、101タイプを用意。予定販売価格3,500万~1億3,900万円台で、最多販売価格帯は5,500万円台を予定。坪単価は約250万円。
 
 事業者を代表して挨拶した三井不動産レジデンシャル(株)都市開発二部開発室室長の青木 研氏は、「総合ディベロッパー6社が集結し、これまでのまちづくりで得た経験やノウハウを結集し、これまでにないまちづくりに挑戦している。未来の住まい・暮らし方を提案・提供していく」等と語った。

 2012年9月よりプレセールスを開始。4月27日からは事前案内会を開催。これまでに資料請求は約1万件、事前案内会来場者約1,500組を得ている。「都心勤務者の30~40歳代ファミリーを中心に十分な手応え」(同社都市開発二部営業室室長:齋籐 裕氏)。

 モデルルームのオープンは8日。7月上旬より登録受付を開始する。竣工は14年8月下旬、入居は15年3月下旬を予定。


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