大成有楽不動産（株）は、新築分譲マンション入居者向けに自助のための防災マニュアル「家族防災」を作成。2日に「オーベルグランディオ多摩中央公園」（東京都多摩市、総戸数358戸）で開催された入居者交流会から配布を開始した。今後竣工するオーベルシリーズの入居者に随時配布していくほか、同社が管理受託する既存マンションへの展開も予定している。
同社は2011年9月、「防災＋減災」をキーワードにした「防災推進プロジェクト」を発足。ハード面だけでなく、防災ツール・イベントなどのソフト面のからも防災に関する啓発活動を推進してきた。今回の防災マニュアル作成もその一環。日頃からの備えの重要性を伝える「家族防災」をアピールしている。
なお、マンションの防災対策は、個人や家族で対策・救助する「自助」と、マンション居住者同士で協力しあう「共助」の両方が重要との観点から、同マニュアルで解説した自助のための「家族防災」に加え、共助のための防災マニュアル「みんな防災」についても、管理組合と作成を進めていく。