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ユーザーの声を反映した商品開発拠点「EYE’S PLUS LAB」開設/三菱地所レジデンス

「EYE’S PLUS」の第1弾となる「EYE’S PLUS KITCHEN」。「(仮称)横浜市神奈川区新子安一丁目計画」に導入予定
ラボ内には9種類のカラースキムも設置

 三菱地所レジデンス(株)は6日、同社の商品に顧客の声を活かすための取り組み「EYE’S PLUS(アイズプラス)」を始動。その拠点となる「EYE’S PLUS LAB(アイズプラス ラボ)」を開設し、報道関係者向けに公開した。

 「EYE’S PLUS」とは、顧客の目線にプロの視点を加え、「新しい価値をプラス」していく取り組みで、同社が展開している顧客への各種アンケートや、契約者・入居者の会員組織「三菱地所のレジデンスクラブ」、顧客と一緒に理想の暮らしを実現するためのWEBサイト「スマイラボ」等、同社と顧客の直接的な接点から得た意見を具体的に商品に反映させるもの。
 ラボでは、キッチンやカラースキム、洗面台、トイレ、浴室等の試作品や完成品を実際に設置し、顧客や社員のインタビューなども行なうことで、検証や改良を実施。そのバリエーションの中から各マンションのコンセプトに最適な商品を導入していく。

 ラボ内には「EYE’S PLUS」の商品開発第1弾として「EYE’S PLUS KITCHEN」を設置。これはアンケート5,107件、グループインタビュー6回、「スマイラボ」を通じたコミュニケーション19件等を反映したもので、手元が隠せるようシンク前にキッチンカウンターの立ち上がりを作ったほか、“シンクよりも作業スペースが広い方が良い”という意見を反映し、作業スペースを広く確保。また、コンロの脇に設定したスライドラックや通気性を良くした根菜ストッカーを設置する等、収納場所を明確にしたオリジナル商品となっている。

 説明会において、同社商品企画部MR・カスタムアイズ室室長の鈴木健治氏は、「EYE’S PLUS KITCHENは、当社が展開している顧客とのコミュニケーションから生まれた初の商品。同ラボから“暮らしにいつも新しい喜び”を提供していきたい」などと話した。
 
 今後はさらにオリジナルカラースキムやユニットバス、洗面化粧台等を発表していく予定で、ここで開発された商品は同社のザ・パークハウスシリーズの標準仕様として採用される。

 


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