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賃貸建物を定期点検する「ビルディングキーパー制度」を開始/大東建託

 大東建託(株)の子会社、大東建物管理(株)は、「ビルディングキーパー制度」を、21日から開始する。

 同社は、管理委託を受けたアパートやマンションの建物点検を定期的に実施し、その点検内容と家賃管理状況などを小冊子「建物定期報告書」にまとめ、オーナーへ2ヵ月ごとに報告している。今回の「ビルディングキーパー制度」は、建築士や建築施工管理技士の資格を持つ専門員が建物点検を実施。管理スタッフのダブルチェック後に、オーナーへ報告するもの。同制度の導入により、より高い管理サービスを提供し、オーナーの満足度向上に努めていく。

 ビルディングキーパーは、外観・設備状況、周辺使用状況、空室状況など30以上の項目を2ヵ月に1度、目視で細かく点検する。専門資格者による外観や基礎の定期点検により快適な住空間を保ち、修繕箇所の早期発見につなげていく。

 同社は、全国各地で有資格者(1・2級建築士、建築施工管理技士)をビルディングキーパーとして募集。総勢350名が内定し、全国200ヵ所に配置する。採用予定者は、大手ゼネコンの技術者や、公共施設の建築・設計に関わっていた人などで、40歳代~70歳代前半、平均年齢は65歳。


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