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社宅100世帯でスマートマンションの実証実験開始/パナソニック

スマートマンション実証実験のフロー図

 パナソニック(株)エコソリューションズ社は13日、関東および関西の同社従業員用社宅を活用したスマートマンションのエネルギーマネジメント実証実験を本格的に開始すると発表した。

 急速な市場拡大が見込まれるスマートマンション事業の拡大に向けた技術検証と、サービス開発などを目的として行なうもの。実験対象は、埼玉県さいたま市と大阪府交野市の同社従業員用社宅の約100世帯。

 実験社宅には、同社オリジナルの戸建住宅用のHEMS「AiSEG」や、エネルギー計測ユニットなどのエネマネ関連機器、タブレット端末を導入。約2年間にわたってデータを収集し、関東と関西における地域特性の差異なども含めた検証を行なうとともに、デマンドレスポンスの実現に向け、どのような情報やインセンティブを提供すると居住者が無理なく節電行動を実施し、節電効果を最大化できるかを検証する。
 また、クラウドサーバーにおいて居住者の消費電力データや各種センサによって得られるデータを収集し、蓄積された各種データから電気の使い方や節電行動などを解析することで新たな技術やサービスの開発にもつなげる方針。

 今後、蓄電システムの導入や他の企業・団体との共同実験なども検討している。


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