(一社)賃貸不動産経営管理士協議会は14日、明治記念館(東京都港区)において、一般社団法人移行後初となる定時総会を開催。2012年度の事業報告、ならびに13年度の事業計画の報告を行なった。
12年度は、賃貸不動産経営管理士「基本講習」を16回実施。5,079名が申し込み、4,971名が受験、3,970名が合格した。「登録講習」は6回実施、3,900名が受講。13年3月末時点の累計登録者数は、2万6,162名となった。
13年度は、これまでの資格付与体制を全国統一試験に変更したことを受け、賃貸不動産経営管理士制度ならびに同協議会の周知に努めるとともに、賃貸不動産経営管理士の国家資格化にも取り組んでいく。併せて、同協議会の公益法人化への取り組み、有資格者へのフォローアップ教育・支援業務の調査・研究ならびに実施等に注力する。
総会後の懇親会で挨拶した川口 貢会長(全日本不動産協会理事長)は、「賃貸管理の専門知識を持つ専門家に対する社会的要請に応えるべく、11月に全国11会場で統一試験を実施する。多くの有資格者を輩出・育成し、賃貸管理業のさらなる発展に寄与していきたい。賃貸不動産経営管理士が賃貸不動産市場において重要な役割を担うことができるよう、国家資格化に向けても取り組んでいく。今年は協議会、賃貸管理業界にとって新たな一歩を刻む年となる」などと話した。