(一社)住宅リフォーム推進協議会は21日、ルポール麹町(東京都千代田区)で定時総会を開催。2013年度事業計画・収支予算案などを承認・可決した。
総会後開催された懇親会の冒頭挨拶した同協会会長の内藤弘康氏は、「4年前から長寿命化リフォームの普及活動を続けているが、最近さまざまな所でその言葉を耳にするようになった。国土交通省が中古住宅トータルリフォームプランを発表するなど、住宅リフォームについてさまざまな施策も動き出した。当協議会の税制改正要望の一部が取り入れられるなど、リフォーム支援策の充実も図られている。この機を逃さず、住宅リフォームを通じてより豊かな住生活づくりの推進役を果たせるよう全力を尽くしていきたい」と述べた。
また来賓代表として挨拶した国土交通省住宅局局長の井上俊之氏は、「本来、中古住宅流通市場は、新築市場の善し悪しに左右されるべきではないと思っている。一番問題なのは、中古住宅における価値評価や金融面に関すること。これまでに既存住宅インスペクションガイドラインの策定、リフォームや中古住宅瑕疵保険、リフォームトータルプランなどのツールは揃えてきたが、まだなかなか改善されない。中古流通の促進・活用研究会では、ツールを再整理し、評価についてきちっとやり、それを金融面にも反映させていこうと思っている。ご意見をいただきながらいろいろな施策にチャレンジしていき、日本の住宅の質を上げるような動きにつなげていきたい」などと挨拶した。