（公社）全日本不動産協会および（公社）不動産保証協会は28日、ホテルニューオータニ（東京都千代田区）で通常総会を開催。2012年度事業・決算・監査報告、13年度事業計画・収支予算を報告した。
また、任期満了に伴い、前日の理事会で承認済みの理事50名、幹事5名（保証：理事48名、幹事3名）を決議。新理事の互選により、東京都本部長の林 直清氏を新理事長に選任した。4期8年間にわたり理事長を務めた川口 貢氏は、特別顧問に推挙された。
新たに理事長に就任した林氏は「すでに決定済みの事業計画を忠実に実施していく。公正に、誠実に会務運営を行なっていく所存だ」と抱負を述べた。また、前理事長の川口氏は「4期8年にわたり理事長時代は、公益社団法人への移行という宿題を与えられ、これに励んできた。理事や会員の皆様のご協力により、無事約束の期限内に移行することができた。これを1つの区切りとして理事長職を辞することとした。新理事長には、これまで以上のご支援・ご協力をお願いしたい」と語った。
全日は、公益社団法人移行後初の事業計画として（1）適正かつ公正な不動産取引の推進、（2）不動産流通の円滑化の推進、（3）不動産に関する調査研究、（4）不動産に関する研修、といった公益目的事業を盛り込んだ。