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分譲マンション初、「HEMS」を活用した暮らしのサービスを提供/三井不レジ他

ライフスタイルに合わせたサービス提供
電力需給ピークカット協力メリットの創出

 三井不動産レジデンシャル(株)は、(株)東芝と共同で、HEMSを活用した居住者の満足度向上と省エネ行動を促進するサービスを、分譲マンションに初めて導入する。

 「HEMS」が各住戸内の詳細な使用電力情報を基に、居住者のライフスタイルを分析するというマーケティング手法を用い、各居住者のライフスタイルやニーズに合った適切なサービスを提供するもの。三井不動産グループの住宅居住者向けメンバーシップサービス「三井の住まいLOOP」の提携するサービスメニューの中から居住者に合ったサービスをセレクトし、「HEMS」画面上に提示する。

 また、マンションへ発信される電力需給ピーク情報を「HEMS」が把握し、居住者に対し、ピーク時の使用電力を減らす省エネ行動(ピークカット)を促す。三井不動産グループ運営の商業施設で使用できる優待サービスを「HEMS」画面上に提示。電力需給ピーク時の外出を推奨したり、電気料金の支払いに使えるポイントを付与することで居住者への複数協力メリットを創出するなどして、住戸内の省エネによってピークカットを図っていく。

 販売中の「パークタワー西新宿エムズポート」(東京都新宿区、総戸数179戸)と「パークホームズ品川ザ レジデンス」(東京都港区、総戸数209戸)を皮切りに、今後、首都圏物件を中心に対象物件を拡大していく考え。


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