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イタリアで、木造金物技術構法の長屋テラスハウス上棟/NCN

木造金物技術構法の長屋テラスハウス

 (株)エヌ・シー・エヌは10日、ユーロ圏で初めて、日本の木造金物工法を採用した建築物を上棟したと発表した。

 今回上棟したのは、SE構法・地上2階建て2世帯長屋テラスハウス。
 日本の木造金物工法の中でも、耐震性の高さやCAD・CAMにおける資材等のSE構法が、イタリア・ヴェネツィアのREAVITA社代表フランチェスコ・モンタニアーナ氏に高く評価されたもの。

 欧州赤松をヨーロッパ圏から日本国内に輸入。集成材として日本で加工してからイタリアに輸出したのが特徴。
 また、今後のユーロ圏での普及を視野に入れ、日本から大工等を派遣するのではなく、1人の日本人スタッフを除き、そのほかはすべてイタリアの現地スタッフで上棟した。

 同社は、イタリアにSE構法が上棟したことを足掛かりとして、今後それぞれの国や地域にあったプロトタイプの普及に努めたいとしており、技術移転、開発、資材の供給システム等柔軟に対応できるよう慎重に展開を進めていく考え。


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