日本ERI(株)は9日、2013年5月期決算を発表した。
当期(12年6月1日~13年5月31日)の連結売上高は119億3,300万円(前期比5.7%増)、営業利益13億2,000万円(同0.1%増)、経常利益13億1,900万円(同0.7%増)、当期純利益8億200万円(同14.2%増)の増収増益を達成した。
主力の確認検査事業は、大型建築物の受注強化の取り組みが奏功したこと、携帯電話のアンテナ基地局案件の急増等により順調に業務拡大した結果、売上高71億6,100万円(同14.5%増)、営業利益6億8,100万円(同63.7%増)。
住宅性能評価および関連事業は、長期優良住宅技術的審査業務が順調に業務拡大したものの、住宅性能評価業務がやや軟調で、また、12年7月に東日本大震災における被災地以外の住宅エコポイント制度が早期終了した結果、売上高31億4,900万円(同5.5%減)、営業利益5億8,900万円(同23.1%)となった。
次期は、売上高133億3,300万円、営業利益14億5,000万円、経常利益14億6,200万円、当期純利益8億3,900万円を見込んでいる。
また併せて、剰余金の配当を発表。5月24日の東京証券取引所市場第一指定を記念し、期末配当において、1株当たり5円の記念配当を実施する。この結果、普通配当16円に記念配当5円を加え、1株当たり21円となる。