不動産フランチャイズのLIXILイーアールエー・ジャパン（株）は10・11日、「ひめぎんホール」（愛媛県松山市）で「2013ERA中国・四国全国大会」を開催した。加盟店経営者・従業員など約600名が参加した
本部報告に立った同社社長の安藤 進氏は、「国の中古住宅流通活性化の政策と相まって、今後、活況の反動があったとしても対応できる戦略を全社一丸となって実行していく体制づくりが必要である。個々の企業が経営ビジョンをしっかり設定し、地域密着企業としてどのように地域に貢献できるか考えることが必要」と述べた。
その後、今年度の戦略として、オーナー会やイベントを開催して地域の顧客とつながりを深くする囲い込み戦略、顧客満足度を上げるための研修などによる人材育成、リニュアル仲介や既存住宅瑕疵保証を活用した中古住宅流通サービスの充実、相続についてのコンサル業務の強化などで住生活総合サービス業を推進・確立していくことで、他社と差別化を図っていく方針を打ち出した。
加盟店の営業成績優秀者・加盟店表彰では、グランドチャンピオンを2度以上受賞した営業成績優秀者に贈られる「ホール・オブ・フェイム」として、賃貸部門ではERAオレンジ（福島県）の藤井美紀氏、売買部門でERAクレアクレイス（東京都）の松本邦高氏が受賞した。
また大会には、海外ERAの代表も参加。今回初めて参加したERAヨーロッパ代表取締役のフランソア・ギャグノン氏は「ERAヨーロッパもスタートして20年、現在15ヵ国で1,000店以上となった。このように成功できたのは、毎日少しずつの積み重ねと、結果を出すこと、それに取り組む姿勢を皆が共有してきたおかげ。厳しい環境でも、結果を出していきましょう」と激励した。