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首都圏の分譲マンション賃料、2ヵ月連続で上昇/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは16日、2013年6月の三大都市圏(主要都市別)分譲マンション賃料月別推移を発表した。同社データベースに登録された分譲マンション(ファミリータイプ)の「月額募集賃料」を行政区単位に集計・算出し、平方メートル単位に換算したもの。

 同月の首都圏分譲マンションの1平方メートル当たり平均賃料は2,541円(前月比0.4%増)と2ヵ月連続で上昇、2,500円台前半で安定して推移している。都県別では、東京都は2,994円(同0.5%増)、神奈川県は2,072円(同0.0%)、埼玉県は1,633円(同0.1%増)とおおむね横ばいに。一方、千葉県は1,505円(同0.6%減)と3ヵ月ぶりに下落したものの、1,500万円台は維持している。

 都市圏別では、東京23区は3,101円(同0.5%増)と年明け以降の一段高が継続。さいたま市は1,830円(同0.5%増)と3ヵ月ぶりに上昇した一方で、横浜市は2,184円(同0.2%減)、千葉市は1,487円(同0.3%減)と引き続き下落した。

 近畿圏では、1,809円(同0.2%増)と引き続き1,800円台をやや上回る水準で推移。大阪府は1,902円(同0.1%増)とわずかながら上昇したが、兵庫県は1,699円(同1.0%減)と引き続き下落し、3ヵ月ぶりに1,700円台を割り込み、強含み傾向は一服した。

 中部圏は、1,544円(同0.7%減)と下落、愛知県も1,570円(同0.6%減)とともに2ヵ月連続で下落した。昨年末から年明けにかけての上昇局面は一段落したものの、1,500円台半ばの水準で安定して推移している。


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