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不動産価格、住宅ローン金利「上がると思う」が大幅増/野村不動産アーバンネット調査

 野村不動産アーバンネット(株)は24日、第5回「住宅購入に関する意識調査」の結果を発表した。不動産情報サイト「ノムコム」会員を対象に実施したもの。有効回答数は1,831。

 不動産について、「買い時だと思う」、「どちらかと言えば買い時だと思う」の合計が63.3%(前回調査比0.7ポイントダウン)と減少したものの、「買い時」感が高い水準で推移していることが分かった。その理由については、「今後、住宅ローンの金利が上がると思われる」が53.5%と最も多く、「今後、消費税の引き上げが予定されている」が47.3%で続いた。

 不動産の価格については、「上がると思う」が44.8%(同15.6ポイントアップ)と多数を占め、「横ばいで推移すると思う」が29.4%(同7.4ポイントダウン)を大幅に上回った。住宅ローン金利については、「金利は上がると思う」が68.4%(同28.8ポイントアップ)と急増した。

 「アベノミクスの影響等により、住宅購入への影響(購入意欲や購入時期等)はありますか」という設問には、59.1%が「影響がある」と回答。「株価上昇や景気回復により購買意欲が高まった」、や「不動産価格やローン金利の上昇前に購入したい」といった意見が目立った。


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