東急リアル・エステート投資法人（TRI）は26日、飲食ビル「カレイド渋谷宮益坂」（東京都渋谷区）の信託受益権と、オフィスビル「渋谷Rサンケイビル」（東京都渋谷区）、「東急虎ノ門ビル」（東京都港区）の国内不動産の取得を発表した。
「カレイド渋谷宮益坂」は、東急線・東京メトロ線「渋谷」駅から徒歩1分。鉄骨鉄筋コンクリート造・陸屋根地下4階付き6階建て。今後も周辺エリアの大規模開発の進展により、収益性の向上等の好影響を期待できることから、取得に至ったもの。取得予定価格は51億5,000万円。
「渋谷Rサンケイビル」は、JR線「渋谷」駅新南口から徒歩約2分の明治通り沿いに位置する。鉄骨鉄筋コンクリート造・陸屋根地下1階付き9階建て。立地、設備、規模いずれにおいても競争力のある物件であることから、取得に至ったもの。取得予定価格は52億7,000万円。
「東急虎ノ門ビル」は、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅から徒歩約3分に位置。鉄骨造・陸屋根10階建て。最新のオフィススペックを有し、競争力の高い物件であることから、取得に至ったもの。取得予定価格は150億円。
3物件とも、契約締結日は7月26日、引渡日は8月16日。これにより同法人のポートフォリオは30物件、取得価格合計は2,296億2,200万円となる。
なお今回の取得に際し、新投資口の発行および投資口売り出しを実施する。
公募による新投資口発行は、募集投資口数が2万3,764口、第三者割当による新投資口発行は、募集投資口数が2,376口。調達資金額（差引手取概算額）は上限138億6,000万円。調達資金は今回の物件取得資金の一部に充当する。
また、3物件の取得に伴って、今期（14年1月期）の業績予想を上方修正。
営業収益72億4,700万円（前回発表比13.2％増）、営業利益32億5,000万円（同15.1％増）、経常利益24億2,500万円（同17.3％増）、当期純利益24億2,400万円（同17.3％増）、1口当たり分配金1万2,400円（同1.6％増）を見込む。