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東京・初台に低層集合住宅ブランド「ザ・ロアハウス」第3弾/コスモスイニシア

「ザ・ロアハウス代々木初台」外観
トリプレット住戸。地下部分から3層にわたり居室を配し、視線をずらすことで狭さを感じさせない空間を提案。リビング天井高は3
500ミリと開放感があり、容積参入されない地下倉庫とロフトを設置することで実質居住面積を増やしている

 (株)コスモスイニシアは31日、低層都市型集合住宅ブランド「ザ・ロアハウス」の第3弾となる「ザ・ロアハウス代々木初台」(東京都渋谷区、総戸数27戸)を竣工した。

 同物件は、京王新線「初台」駅徒歩7分に立地する、地上3階地下1階建ての連棟式集合住宅。同社の産学共同研究「ココラボ」での研究成果を活かし、現代版重層長屋をテーマに、地下を含めた4層の空間を多様に使い分け。スキップフロアやルーフテラス、ロフト、地下収納、吹き抜け、メゾネット、トリプレットなど、27戸すべて違う住戸プランを提案している。

 また、敷地中央の路地を、京町家に見られる「通り庭」をイメージしてデザイン。ココラボでのグループインタビュー結果を反映し、路地に面した開口部を1.5層の大開口サッシュとし、開放感を演出した。

 一種低層地域の住宅街に立地しながら、エレベータ・駐車場・共用施設をつくらない、モデルルームをつくらない、ネット広告に特化、他社と競合しない変形地などを生かし、販売価格を周辺競合物件の15~20%ほど抑えた。

 住戸は、1LDK~3LDK、専有面積43~72平方メートル。販売価格は、3,688万~7,098万円。坪単価289万円。今年2月からプレセールス、5月から販売を開始。これまでに約1,000件の反響を集め、17戸を販売済み。


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