三井不動産(株)は7日、2014年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(13年4月1日~6月30日)の連結売上高は2,844億5,000万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は265億8,000万円(同8.3%増)、経常利益203億5,000万円(同20.9%増)、当期純利益167億7,300万円(同84.8%増)。三井ホームの増収と損益改善が寄与した。また、固定資産売却益の特別利益計上で最終利益は大きく伸びた。
セグメント別では、賃貸が、前期稼働の「日本橋アステラス三井ビルディング」の通期稼働等が収益寄与。売上高1,086億円4,400万円(同5億7,900万円増)、営業利益273億8,000万円(同1,500万円増)の増収増益。首都圏のオフィス空室率(単体)は3.8%(前年同期:5.3%)と改善している。
分譲は、個人向け住宅分譲の計上が減り、売上高477億8,700万円(前年同期比34億4,700万円減)、営業利益が3億3,400万円(同23億6,200万円減)となった。マンション分譲の契約進捗率は、当期計上予定戸数6,450戸に対して72%(前年同期末:61%)となった。
三井ホームは、新築・リフォーム・リニューアルとも、期首工事中受注残高が多かったことで、売上高298億8,300万円(前年同期比63億2,900万円増)、営業損失70億5,900万円(前年同期:営業損失81億4,700万円)と改善した。
なお、通期では、連結売上高1兆5,300億円、営業利益1,600億円、経常利益1,320億円、当期純利益650億円を見込んでいる。