ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は9日、「四条烏丸センタービル」(京都市下京区)の取得と、「日本ブランズウィックビル」(東京都渋谷区)の建物の譲渡を発表した。
「四条烏丸センタービル」は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上8階建て。京都市を代表するオフィス街区である四条烏丸エリアに立地するオフィスビル。地下鉄「四条」駅および「烏丸」駅より徒歩1~2分と高い利便性があることから、また、2010年竣工でと、京都市において希少性の高い築浅のオフィスビルであることなどから、市場競争力を有すると判断、取得を決定した。取得予定日時点での入居率は100%。取得価格は44億円、取得予定日は9月3日。
「日本ブランズウィックビル」は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階陸屋根9階建て。竣工後39年が経過。将来的には新ビルへの建替えが不可避であるものの、建替え事業に自ら参画することは投資法人損益への影響が大きく、また開発に伴なう種々のリスクも少なからずあることから、同物件を売却することでこれらのリスクを回避するという結論に至ったもの。なお、建物のみの売却とし、存続期間70年の一般定期借地権を設定し、土地は継続保有する。
7月末時点での入居率は93.4%。譲渡価格は12億2,000万円、譲渡価格と帳簿価格の差は656万円。譲渡予定日は8月16日。