ミサワホーム(株)は23日より、太陽電池容量10kW以上の太陽光発電システムを搭載する自由設計住宅「Solar Max(ソーラーマックス)」シリーズを全国で発売する。
戸建住宅においては、屋根面積の制約などから10年間の余剰買取方式が適用される10kW未満のシステムが主流だったが、20年間の全量買取方式が適用される10kWh以上を搭載することでより大きな売電収入を得たいというニーズの高まりに応えたもの。
太陽電池モジュールは東芝のオリジナル屋根建材型を採用。変換効率が向上した上に、10kWの搭載に必要な屋根面積を約2割縮小した。
なお、同社では建築地の日照条件や北側斜線等の法規制を調べる敷地調査のほか、発電シミュレーションも実施。10kWを搭載したモデルプラン(名古屋市)では、全量買取方式の場合で月額約3万円、20年間で約750万円の売電収入を得ることが可能となる。
同シリーズは、木質系戸建住宅「GENIUS Solar Max」、木質系賃貸住宅「Belle Lead Solar Max」、鉄骨系戸建住宅「HYBRID Solar Max」の3商品で展開する予定。
なお、同社は今後も商品の充実は提案の強化によって再生可能エネルギーの普及を促進し、太陽光発電システムの搭載率60%を目指していく。