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千葉・習志野市で、BCP対策を施したマルチテナント型物流施設竣工/プロロジス

「プロロジスパーク習志野4」外観
「免震構造やBCP対策を採り入れるなどして、最新鋭の物流施設となった」と述べる同社代表取締役社長の山田御酒氏

 プロロジスは29日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク習志野4」(千葉県習志野市)の竣工式を行なった。

 同施設は、東関東自動車道・湾岸習志野I.C、谷津船橋I.C(9月開通予定)より約4km、京葉道路・幕張I.Cから約7kmに位置。敷地面積約4万6,168平方メートル、延床面積約10万8,485平方メートル。鉄筋コンクリート造と鉄骨構造の地上5階建て。各階に最大40フィートコンテナトレーラーが直接乗り入れ可能な上り、下り専用のランプウェイ2基を備えた物流施設。

 建物は免震構造を採用し、24時間稼働の防災センターを設置。緊急地震速報システムや、非常用発電機を導入するほか、非常時の給排水機能など、BCP対策も施した。また、館内には、カフェテリアや売店を設け、施設で働く従業員にも配慮。さらに敷地の一部を整備し、習志野市が整備している遊歩道「ハミングロード」の一部として一般に開放するなど周辺地域環境にも貢献する施設となっている。

 竣工式で挨拶した同社代表取締役社長の山田御酒氏は、「当施設は東日本大震災後に当初の計画を見直し、免震構造やBCP対策を採り入れるなどして最新鋭の物流施設となった。ただし、建物は建てたら終わりではなく、調整が必要となってくるもの。今後もっと使いやすい施設にしていけるようお手伝いをしていきたい」などと述べた。

 なお、同施設は全フロアにファッションショッピングサイトを運営する(株)スタートトゥデイ(千葉市美浜区、代表取締役:前澤友作氏)の入居が決定しており、同社の専用物流施設となる。


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