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東京・大阪の物流施設空室率、受給バランス安定し低水準で推移/一五不動産情報サービス調査

 (株)一五不動産情報サービスは、2013年7月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設のうち、東京圏200棟、大阪圏44棟を対象に調査したもの。

 当期の東京圏の空室率は2.4%(前期比0.1ポイント増)。新規供給38万3,000平方メートルに対し、新規需要は36万8,000平方メートルとおおむね均衡した需給バランスとなった。募集賃料は、1坪当たり3,920円(同1.0%増)と上昇、2四半期連続での上昇で、安定した需給環境を背景に募集賃料も改善している。

 また、大阪圏の空室率は1.2%(同0.2ポイント増)。空室率は低水準で安定し、新規の開発計画がさらに増加している。募集賃料は、1坪当たり3,220円(同0.9%減)と下落したが、、実勢の賃料相場は徐々に上向き、当面は安定した賃料動向が続く見通し。


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