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中古マンション騰落率ランキング、丸紅が3年連続のトップ/アトラクターズ・ラボ調査

 不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(株)は6日、「売主別中古マンション騰落率ランキング」の2012年版結果を発表した。同年に売り出された中古売り出し価格を01年以降に分譲された新築時の当該住戸と突き合わせ、新築時からの騰落率を算出。売主別(JVを除く)に集計したもの。住戸サンプル数は3万2,417件。30棟以上サンプルがあるディベロッパーのみを対象とした。

 12年の騰落率は、全体平均はマイナス9.9%で、前年のマイナス8.8%からさらに悪化した。騰落率がプラスとなる売主はいなくなった。

 売主別中古騰落率上位ランキングは、1位が丸紅(株)(11年:1位)で3年連続トップ。都心部の供給物件が寄与し、平均騰落率はマイナス1.1%で、全体平均よりも8%以上上回っている。2位は大成有楽不動産(株)(11年:7位、騰落率マイナス2.8%)で23区外の物件にも騰落率プラスとなったものがあったことが寄与した。3位は伊藤忠都市開発(株)(昨年対象外、騰落率マイナス3.4%)だった。


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