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プライム立地の店舗賃料、「香港」が突出した首位を維持/CBRE調査

 シービーアールイー(株)(CBRE)は5日、2013年第2四半期の世界主要リテール市場におけるプライム立地店舗賃料ランキングを発表した。

 ランキングトップは、2位に大差をつけて香港(1平方フィート当たり年額で4,328ドル)。2位はニューヨーク(同3,050ドル)、3位はパリ(同1,220ドル)。以下、ロンドン(同1,156ドル)、シドニー(同945ドル)、チューリッヒ(同896ドル)、東京(同864ドル)と続いた。

 上位10都市のうち4都市(ニューヨーク、ロンドン、チューリッヒ、東京)で、プライム立地の店舗賃料が第1四半期より上昇。世界的に過去に類のない供給不足が続き、小売業者間で優良立地の争奪戦が激しいことが賃料上昇につながり、過去最高の賃料水準となった。

 東京では、プライム立地の供給が乏しく、テナントのマインドが徐々に改善されていることもあり、賃料が現地通貨で前四半期比2.0%増に。海外の小売業者の多くが東京をアジアへのゲートウェイとみなしており、東京中で優良立地の激しい獲得競争が続いていると分析している。


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