シービーアールイー（CBRE）グループ（本社：アメリカ・ロサンゼルス）は6日、世界主要都市の優良物流施設賃料ランキング（2013年第2四半期調査）を発表した。
都市別の優良物流施設賃料ランキングのトップは東京圏で、1平方フィート当たりで年額20.02米ドル（日本円で月額166円）。急成長しているインターネット通販会社と、3PL（サードパーティ・ロジスティクス）事業者の需要が旺盛だったことが要因。
2位はロンドンで19.12米ドル、3位はシンガポールで17.13米ドル、4位はヘルシンキで16.58米ドル、5位はストックホルムで14.22米ドル。上位10都市のうち8都市に賃料の増減はなく、上昇したのは東京（2.2％上昇）と香港（2.6％上昇）のみ。ヨーロッパのほとんどの都市では、厳しい経済環境下にありながら、賃料に変化はなかった。
初のトップ10入りを果たしたヘルシンキは、景気好調とはいえないまでも不動産取引は減少せず、依然として高い需要を維持している。