三鬼商事(株)は13日、2013年8月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は8.16%(前月比0.13ポイント減)。既存ビルの大型解約の動きが少なかったことなどが要因。空室面積は約8,400坪減少した。
新築ビルの空室率は、高稼働していた大規模ビル1棟が既存ビルの区分にシフトし17.93%に。既存ビルの空室率は、大型空室の一部が減少したことなどから7.98%と、8ヵ月ぶりに7%台に改善した。平均賃料(坪単価)は、新築が2万5,578円(同790円減)、既存ビルが1万6,102円(同28円減)。
大阪ビジネス地区の平均空室率は10.30%(同0.35ポイント減)と5ヵ月連続で改善。新築ビルで引き合いや商談の動きが進んでいること、既存ビルで大型成約があったことなどが要因。平均賃料は1万1,253円(同12円減)。