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山梨・大規模分譲地「コモアしおつ」など視察/プレハブ建築協会見学会

駅と分譲地を結ぶ「コモアブリッジ」。標高差は約88m、全長約209.8mの斜行エレベーターとエスカレーターが設置されている
「コモアしおつ」第2期分譲街区の様子

 (社)プレハブ建築協会は13日、報道関係者向け見学会を開催した。

 同見学会は、同協会住宅部会広報企画分科会会員が報道関係者を集めて毎年実施しているもの。
 今回は、1991年に販売を開始した分譲地「コモアしおつ」(山梨県上野原市)の現地視察が行なわれた。

 「コモアしおつ」は、JR中央線「四方津」駅前の高台に開発された、総面積約80万平方メートルの大規模ニュータウン。世帯数1,331世帯(2013年8月1日現在)、予定計画戸数1,413戸。下部(駅側)と上部(住宅地側)のステーションの標高差が約88mにのぼることから、斜行エレベーター(全長約209.8m)2基とエスカレーターを設置。住民の利便性を向上させている。
 初期分譲街区をはじめ、まちの中心にある遊歩道、全棟を南向きに配置し隣戸との間隔が広く確保したトリコパルク街区などの視察が行なわれた。

 その後、1969年に操業の「ミサワホーム松本工場」(長野県松本市)では、完全邸別で受注生産される木質パネルの生産工程を、84年操業の「ミサワホーム梓川工場」(長野県松本市)では、同社が独自に開発したリサイクル素材「Mウッド(エムウッド)」(製材の際に出る端材や建築廃材などの木材とリサイクルプラスチックを主原料とし、色合いや肌触りが木そのもののような素材)の生産工程を見学した。


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